社内SEノウハウ

社内SEのお仕事~ユーザ教育~

こんにちはー!

今回は社内SEのお仕事の一つ、

ユーザ教育

について、簡単にまとめていきたいと思います

教育のタイミング

  1. 新入社員受け入れの時
  2. システム変更の時
  3. トラブル情報展開の時

この3つのタイミングで、教育を行っています

①新入社員受け入れの時

毎年4/1入社した新人や、中途採用で入社した人たちを対象に教育を

行っています

新入社員だからといって、

るらる

電源はこのボタンで…、マウスは右と左でクリックができて…、キーボードは…

といった超基本的なところは教えません

あくまで、利用しているシステムの説明が中心となります

②システム変更の時

システムは必ずと言っていいほど変化を要求されます

  • コロナ禍によって、テレワークが導入された
  • 消費税が増税となり、システムも増税に関する変更が必要となった
  • AIやRPAといわれる新技術を使って働き方改革をすることになった

具体例を挙げるとこのようなものが挙がってきますね

基本的に、同じシステムを10年、20年…と使い続けていくのは

ほぼ間違いなく不可能です

変化に対応するために今のシステムを改修するか、または新たなシステムや

サービスを導入するかという選択が迫られます

そのため、システムを利用するユーザもその変化に対応できるように

教育する必要があります

③トラブル情報展開の時

パニックのイラスト(棒人間)

まずは、セキュリティ関係ですね

どんな会社であっても、インターネットを利用しているのであれば

コンピューターウイルスに感染しないように気を付ける必要があります

それ以外にも、スパムメールやフィッシング詐欺などインターネットを利用

した悪質行為は日々進化しています

そのような行為の被害を受けないために、注意喚起と教育を行っています

セキュリティ関係以外では、PCやソフトのトラブルもあります

例を挙げると、以前GoogleChromeが社内で起動できなくなるトラブル

発生した時ですね

この時の回避策として、Chrome以外のブラウザを既定のアプリとする

設定手順を説明しました

トラブルは予知できないので、この対応に関しては基本的に突発です

またパソコンが使えないと業務ができないことが多いので、迅速な対応が

求められます

教育の種類

  1. デバイス操作教育
  2. システム、ソフト操作教育
  3. ITセキュリティ教育

①デバイス操作教育

会社で使われている主なデバイスは以下のものが多いと思います

  • PC
  • タブレット
  • スマホ
  • プリンター(スキャナー)
  • WEBカメラ、スピーカー

これらの簡単な操作教育を行っています

昨今、技術の進歩が目覚ましくデバイスも圧倒的速度で進化しています

  • ノートPCはより薄く、より軽く進化
  • タブレットは軽量化がすすみ、ベゼルが減り画面が大型化

WEB会議も、今ではすっかりあたり前に!という所も増えてきたと思います

新しいデバイスを導入した際は、利用方法などをきちんとレクチャーして

正しく使用してもらえるようにしています

教育といっても、そんなに難しいことをしているわけではありません

例えば、WEB会議で使用するスピーカーを例に挙げると

  • 電源の付け方、切り方
  • PCとBluetooth接続する手順
  • WEB会議システムでのスピーカー設定

など、マニュアルをよく見ればわかるような内容がほとんどです

そのため、そこまで時間もかからない教育ですね

②システム操作教育

教壇でタブレットを使う先生のイラスト(男性)

ほとんどの企業において、何らかの社内システムが存在しています

例をあげると、経費精算や勤怠システムといったものですね

それらの具体的な操作方法をレクチャーしています

特に、新卒新入社員に対してはしっかりと実施することが多いですね

学生時代にそういったシステムと接する機会って少ないので、きちんと

フォローをしています

ただ、教育と言っても、丸一日かけてやるといった壮大な教育はしません笑

システムの数や規模にもよりますが、長くても2~3時間程度でしょうか

もちろん、その教育ですべてを教えるということは不可能なので、

実際に業務の時は配属された部署でOJTを受けながら学んでもらっています

③ITセキュリティ教育

アンチウイルスのイラスト(セキュリティー)

教育の中でも、最も重要なものがこのセキュリティに関する教育です

教育のタイミングの時にもご紹介したように、インターネットを利用した

悪質行為は日々高度化・複雑化しています

もし、そういった被害を受けると

  • 顧客情報が流出し、多額の損害賠償&社会からの信用失墜
  • 会社の重要データが暗号化され、暗号解除のために金銭を支払う

といった大きな被害が発生する可能性が高いです

そういった被害から会社と社員を守るために、セキュリティ関係の教育や

注意喚起を行っています

最近の例でいけば、「emotet(エモテット)」と呼ばれるウイルスが

盛んに拡大したというものです

※詳細はIPA公式ページを確認してくださいhttps://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html

この「emotet」の場合で行けば、

  • メールの添付ファイルにウイルスが仕組まれている危険が高い
  • 見知らぬメールに関しては、絶対開封しないこと
  • もし怪しいメールを見つけたら、迅速にIT担当まで連絡すること

といった注意喚起と教育を行っていました

まとめ

今回はユーザ教育についてまとめてみました

教育のタイミングは3つです

  1. 新入社員受け入れの時
  2. システム変更の時
  3. トラブル情報展開の時

そして、教育の中身も大まかに分けると3つ

  1. デバイス操作教育
  2. システム、ソフト操作教育
  3. ITセキュリティ教育

如何だったでしょうか

既に社会人の方は、確かに受けたことあるかも…という方も多いと思います

こういった教育も社内SEの大事なお仕事の一つなんです

参考にしていただければ嬉しいです

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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